(1)ブッシュビンダーカップ2014はハイデコッフェが制する レーゲンスブルグ・レギオネーレの親会社である、ブッシュビンダー・オートモービルが主催するカップ戦、ブッシュビンダーカップの2014年大会が先週末にレーゲンスブルグにて開催されました。 今回参加したのはホストチームであるレギオネーレの他、ボン・キャピタルズ、パダーボーン・アンタッチャブルズ、ハイデンハイム・ハイデコッフェという面々。ブンデスリーガの南北両地区を代表する強豪球団が顔を揃え、ダブルエリミネーション方式で覇を競いました。決勝ではハイデコッフェがアンタッチャブルズと対決、15-14という壮絶な打撃戦を制してタイトルと賞金1500ユーロを獲得しています。過去3回はいずれもレギオネーレが制したこの大会、初めて王座が別のクラブへと渡ることとなりました。全試合のスコアは下記の通りとなっています。
7日パダーボーン・アンタッチャブルズ5-4ボン・キャピタルズハイデンハイム・ハイデコッフェ11-4レーゲンスブルグ・レギオネーレ
8日パダーボーン・アンタッチャブルズ3-2ハイデンハイム・ハイデコッフェボン・キャピタルズ3-2レーゲンスブルグ・レギオネーレ
9日ボン・キャピタルズ6-7ハイデンハイム・ハイデコッフェハイデンハイム・ハイデコッフェ15-14パダーボーン・アンタッチャブルズソース:http://www.mister-baseball.com/heidenheim-heidekoepfe-win-buchbinder-cup-2014/
(2)フィンクストンボールはホーネッツが3連覇 一方、ドイツの隣国であるオーストリアのアタナン=プッシュハイムでは、先週末にこれまた恒例の国際大会「フィンクストンボール」が開催されました。今年で17回目を迎えるこの大会では、決勝でバッド=ハンブルグ・ホーネッツ(ドイツ)がインターナショナル・スターズ(アメリカ)を4‐3で破り、見事3連覇を果たしました(優勝は通算4度目)。 ホストチームであるアタナン=プッシュハイム・アスレチックス(オーストリア)は、3位決定戦でソフィア・アスレチック(ブルガリア)に8‐1で勝利し、銅メダルを獲得しました。オーストリア代表がフルボッカ・カージナルス(チェコ)に2‐0で勝利し、総合5位に入っています。この6チームを含め、今回は9か国から12のチームが参加しました。その顔ぶれは以下の通りとなっています。・アタナン=プッシュハイム・アスレチックス・バッド=ハンブルグ・ホーネッツ・インターナショナル・スターズ・シザック・フロッグス(スイス)
・フルボッカ・カージナルス(チェコ)
・オーストリア代表・ドマズリス・ウォルフス(チェコ)
・ベルファスト・ノーススターズ(イギリス)
・ソフィア・アスレチック・バイエルン・チロル・レイダーズ(ドイツ・オーストリア混成軍)
・ドミニカ選抜(ドイツでプレーするドミニカ人の選抜チーム)
・フィンクストンボール・セレクション(ポーランド他)
ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/bad-homburg-hornets-claim-consecutive-finkstonball-title/
http://finkstonball.com/index.php
(3)ボローニャが元大リーガーを獲得、パルマも2選手と契約 イタリア・IBLのUGFフォルティチュード・ボローニャ1953が、元大リーガーのトレント・オエルチェン外野手(31)と契約したことを発表しました。 オーストラリア出身のオエルチェンは、ダイヤモンドバックスとドジャースでMLB通算99試合に出場。打率.220、出塁率.299、長打率.384、5本塁打、11打点という成績をマークしています。今季はダイヤモンドバックス傘下のAAA級レノで開幕を迎え、その後リリースを経てメキシコのティファナでプレーしていました。ここ最近毎年のようにMLB経験者がやってくるIBL、オエルチェンは果たしてうまく適応できるでしょうか?
一方、ボローニャのライバルであるパルマ・エンジェルスも2選手の補強に動きました。ジーン・トレド投手(31)とファン・カミーヨ外野手(37)の両ベテランを獲得したのです。ベネズエラ出身のトレドは、2011年にノヴァーラ・ユナイテッドの一員として2勝6敗、防御率5.34を記録。その後はメキシコでプレーしていました。プロ入りは2005年、アナハイム(現ロサンゼルス)・エンゼルスへの入団がきっかけとなっています。ドミニカ出身のカミーヨは、2006年までマイナーリーグでプレーした後、2007年にネットゥーノに入団。パルマには2010年から一度在籍しており、この時は1年目で国内リーグ制覇を経験しています。ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/major-leaguer-trent-oeltjen-joins-unipol-bologna/
http://www.mister-baseball.com/parma-adds-jean-toledo-slugger/
http://www.mister-baseball.com/juan-camilo-returns-parma/
(4)オランダ人マイナーリーガー3名が球宴に出場決定 現在全階級を合わせて50名を超える選手が在籍し、マイナーリーガーの新たな供給基地となっているオランダ。今年、その新しい一大勢力となっているオランダ勢から3名が、マイナーリーグのオールスターに出場することが決まりました。 今回出場が決まったのは、カールトン・ダール内野手(レッズ)、スペンサー・キーブーム捕手(ナショナルズ)、ショーン・ザラガー捕手(ブルワーズ)の3名。ダールはA級デイトンで58試合に出場し、打率.311、出塁率.357、長打率.350、26得点、21打点と勝負強さを発揮しています。キーブームはA級ヘイガーズタウンで34試合に出場、打率.321、出塁率.350、長打率.485、23得点、20打点という成績。14長打を放っている打撃力は魅力十分です。 この2人よりも上の階層でプレーし、かつ成績も素晴らしいのがザラガー。50試合に出場して打率.366、出塁率.474、長打率.478、13長打、25得点、23打点という成績は見事の一言です。今年のスプリングトレーニングでは一軍へのコールアップも果たしているだけあって、今後には大いに期待できそう。キーブームとザラガーは、昨年のWBCの折には揃って一時ロースター入りを果たしたものの、結局怪我の為に両者とも外れた過去があるだけに、この活躍ぶりは喜ばしいところ。2017年大会での正捕手争いは激アツになりそうです。ソース:http://www.mister-baseball.com/dutch-minor-leaguers-invited-allstar-games/
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