イギリス野球連盟(BBF)が今週末、イギリス球界の新たな根拠地であるファーナムパークにて、今年度のイギリス球界におけるもっとも重要なイベントの1つである「GBオールスターシリーズ」の第1回大会を開催しています。 全部で4週間にわたって開催されるこのトーナメントには、GBライオンズ、イギリスジュニア代表、イギリス北部選抜、イギリス南部選抜の計4チームが参加。いずれのチームにも、イギリス球界におけるトップクラスのタレントが豊富にそろっています。トーナメントの目的は、イギリスシニア代表が国際大会で戦う上で必要な高い実力を有する人材を供給すること、そして遠征のために必要な費用を募金という形によって賄うことです。 イギリスにおいて今回こうしたトーナメントが行われるのは初めてのこと。なお、今後は5月3日、4日、25日、6月5日、6日にそれぞれ開催される予定です。トーナメントでは国内トップレベルの選手たちによる試合はもちろん、飲食物やイギリス代表関連のアパレル商品、野球用具の販売や、全年代の子供たちに向けたキッズクリニックも開催されることになっています。 これまでアメリカ、カナダ、オーストラリア、南アフリカといった国々からのイギリス系外国人助っ人に代表チームが依存することが多かったイギリス球界は、前述のライオンズの運営を筆頭として国内における優勝なタレントの発掘と育成に、ここ数年非常に大きな労力を割いています。この大会も、新しいタレントの発掘を念頭に置いていることはもちろん言うまでもありませんが、それと同時に審判やコーチ陣の技能向上も非常に重要な目的として意識されています。 大会には基本的な技術を学んだばかりの審判たちが多数参加し、フィールド上で実際にコールを行う機会を得るほか、指導者たちも参加している4つのチームにそれぞれ参加し、リアム・キャロル(GBライオンズ)、ウィル・リンターン(イギリスジュニア代表)、ギャビン・マーシャル(ハル・スコーピオンズ、北部選抜)、マーティ・キューレン(サザン・ナショナルズ、南部選抜)の4人の監督のもとでゲームやプレーヤーのマネジメントスキルを磨くことになります。 イギリス代表プログラムの統括責任者でもあるキューレン氏は、オールスターシリーズについて次のように語っています。「ファーナムパークでGBオールスターシリーズを開催できるのは、本当に誇るべきことだ。イギリス球界は何年にもわたって、代表チームに対して支援を惜しまないでいてくれている。イギリス代表としてそれに報いることができるのは、本当にエキサイティングなことだよ」ソース:http://www.mister-baseball.com/great-britain-allstar-series-opens-farnham-park
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