今日は試合展開が速く、ゲーム時間が2時間25分でした。一試合平均時間よりも30分ほど早いです。しかも、今日はシーズンを通して初めて試合中に雨が降りました。雨は観客からしてもマイナス要因ですが、球団運営的にも様々な悪影響が考えられます。日本では試合終盤まで観て帰る人が多いですが、アメリカでは(パスコでは)、6イニング目ぐらいから観客がどんどん帰ってしまいます。しかも、今日は試合展開が速い上に雨。そうなると、観客が帰路に就くのが早まるわけです。私は毎試合6イニング目以降は他の球団職員とゲートに立ち、スポンサーのクーポンを配ったり挨拶をしたりしているのですが、今日は帰宅時間の早まりが目に見えるかのようでした。この観客の帰宅時間の早まりはコンセッションの売上に影響を与えます。つまり、試合時間が短くなればなるほど球団の収益減につながります。しかし試合時間に関してはどうしようもありません。そのため、いかにして観客に長時間滞在してもらうか球団として工夫をしなければならないわけです。その対策としてダストデビルズで行われているのが下の三つです。試合前のBBQエリアでの食事毎週土曜日の花火試合後の選手によるサイン会試合時間を3時間として考えた時、これらのおかげで滞在時間を最大4時間半程にまで伸ばすことができます。いかにより多くの観客に魅力を持ってもらえるコンテンツを提供するか。マイナーチームに求められていることは野球の試合だけではありません。
↧