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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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8日目【アメリカで働くということ】河田大毅

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もうすぐアメリカに来て11ヶ月、パスコへ来てから2ヶ月が経ちます。もちろんアメリカの文化、環境には慣れ、むしろこの環境に快適さを感じてもいます。働いていても、不愉快に思うことは何一つありません。むしろ、こういう愉快な仲間と過ごせて毎日が楽しいぐらいです。今日は「スタジアムに沢山ガムが落ちていて見栄えが悪い」ということで、こんな感じで徹也さんと2人でスタジアムの掃除をしていましたが、基本的に気付いたことは何でもして良いです。簡単に何にでも挑戦できることが、この職場の良さの一つです。「何が日本と違うのかな」と最近よく考えますが、企業文化等様々な違いがある中で、私が一番に感じるのは「緩さ」です。アメリカでは日本のような厳格な上下関係はないですし、個々人に最低限のノルマはあっても、みんなマイペースに働いています。だからといってサボっているわけではなく、毎週のように営業成績も貼り出されますし、各自責任を持ってしっかり働いています。もちろん最低限の上下関係はありますが、上司の前でペコペコするような事はありません。球団社長に「今回の髪型クールだね」なんて普通です。立場に関係なく間違いを指摘し合い、自己主張できる環境がここにはあります。そして、みんな毎週末のように一緒に遊ぶほど仲が良く、薄給など関係なくやりがいを感じて仕事に取り組んでいることが、何よりも魅力的です。毎試合後、GMや球団社長も含めた職員みんなでオフィスでビールを飲みながら雑談するのですが、私はこの時間が大好きです。話の大半がくだらない事ですが、いつも笑いが絶えず、14時間労働の後と感じさせないまったり感が漂っています。インターンシップを通して、スポーツビジネスだけでなく、本当に色々な事を学び、考えさせられます。ここで働けるのも残り一ヶ月となりましたが、この経験に感謝して、一分一秒を大切に過ごしていきたいと思います。

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