Quantcast
Channel: 野球:海外/独立リーグ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1963

アメリカのイースタンリーグ【アメリカ行ってきた その2】

$
0
0
アイランドリーグ選抜との試合を観に行った翌々日、つまり6月14日。メリーランド州のボウイというところにやってきた。ボウイの場所はアメリカの首都・ワシントンDCからだいたい車で30分ぐらいの場所だという認識に立てばわかりやすいと思う。また、ボルティモアからも近い場所にある。ボウイではイースタンリーグの試合を観てきた。イースタンリーグ、日本ではNPBのファームのリーグの名称ではあるが、こちらでは北東部を中心にした2Aのマイナーリーグの名称だ。※アメリカのイースタンリーグの公式サイトこのボウイを本拠地とするマイナーリーグチームはベイソックスというチームでボルティモア・オリオールズの傘下のチームだ。※ボウイ・ベイソックスの公式サイトこの日は日曜日ということもあって、午後2時開始のデーゲーム。満員というわけではないが、スカスカというわけではない人の入り。公式発表によると2837人の観客が来たとそうだ。 2Aクラスになると、そこから直接メジャーに引き上げられるケースもあるぐらいなのでやはり、レベルは高い。この試合の2番手で7回から登板したトリバーの鋭い変化球で三振をテンポ良くとっていく姿は非常に印象が深かった。試合もさることながら、マイナーリーグ・独立リーグといえば定番のイニング間イベント。印象が深かったのはソーセージレースならぬ、札束レースというのがイニング間のイベントとしては、笑いが止まらなかった。もちろん、VIP室は別枠だが、通常のいい席でも20ドルを切る金額で観ることができる。食べ物もそんなに高くはない。メジャーリーグの球団(ワシントン・ボルティモア)がほど近い場所に存在しながら、大勢の人々が来ているというのは、普段のお小遣いの範囲内で近い距離で観たり、イベントに参加したりすることができるというのを大きな要因ではないだろうか。(実際にこれに近い話は別な独立リーグの球場でファンの方から直接聞いた)人が集うことによって、スポンサードしてくれる企業(『札束レース』にもスポンサーがいる)にとっても、スポンサーをやる価値が増す。自治体は球団を誘致することで、こういう娯楽がありますよというのを告知して、住民に引っ越してもらう。企業を誘致する。マイナーリーグを通じて一つの循環ができている。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1963

Trending Articles