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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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ヨーロッパチャンピオンズカップ、タイタンズが先勝

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 今年のヨーロッパNo.1クラブを決定する戦いである、ヨーロッパチャンピオンズカップの第1戦がイタリア・リミニのコミュナーレスタジアムで行われ、T&Aサンマリノ・タイタンズ(サンマリノ)がホームのテレマーケット・リミニ・パイレーツ(イタリア)を2-1で下して先手を取りました。タ 000 200 000 2 8 1パ 000 000 100 1 7 0 (勝)ゲレーラ (セ)ダーウィン (敗)ゴンザレス タイタンズがジュニオール・ゲレーラ、パイレーツがエンリケ・ゴンザレスという両先発を立てて始まったこの試合。序盤3イニングまでは両先発が実力をいかんなく発揮し、お互いにゼロ行進が続きます。試合が動いたのは4回表。タイタンズは先頭のジャイロ・ラモス・ジッツィが左前打で出塁すると、続くジョー・マズッカが左中間に二塁打を放ちます。この際、外野からの送球が逸れる間に一塁走者ジッツィが一気に本塁を突き生還、先制点を奪うとともにマズッカも三塁まで進みました。さらに次打者のジョー・ペルスチナの犠飛でマズッカも還り、さらに1点を追加。タイタンズ打線がゲレーラに援護をもたらします。 何とか得点を返したいパイレーツ打線ですが、好投を続けるゲレーラの前になかなかチャンスを作れません。ようやく反撃に転じたのは7回裏。一死からマリオ・チアリーニの中前打とジュセッペ・スピネッリの四球で、一、二塁のチャンスを作ります。ここで打席に入ったのは、前の打席でヒットを放っていた7番のアドルフォ・ゴメス。ノーボール1ストライクからの2球目を振りぬくと、打球はライトへの適時二塁打となりチアリーニが生還。パイレーツが1点差に迫りました。 ここでタイタンズは、続く8番のリカルド・ベルタニョンに対して敬遠策を選択。一死満塁でラストバッターのロレンツォ・ディファビオを迎えます。外野に抜ければ一打逆転もという場面でしたが、ディファビオは気負い過ぎたか三塁へのゴロとなり、自身は一塁に生きたものの三塁走者は本塁で封殺。トップバッターのレオナルド・ジレリは三振に倒れ、反撃は1点どまり。結果的には、このベルタニョンへの敬遠四球が試合の結果を大きく左右する分水嶺となりました。 その後もパイレーツは追い上げに転じ、8回には一死一、二塁、9回にも一死二塁のチャンスを作りますが、タイタンズのリリーフエースであるダーウィン・クビアンに2回とも抑え込まれ万事休す。タイタンズは敵地でチャンスを確実にものにし辛勝、パイレーツはホームで悔しい惜敗となりました。4回にマズッカがしたたかに三塁を陥れた走塁と、7回のピンチでのベルタニョンに対する敬遠。いずれも直接的には得点につながらない2つのプレーが、両者に対照的な結果をもたらした形と言えます。 ゲレーラは7回1/3を投げて被安打6で11奪三振。パイレーツは9イニング中7つものイニングで得点圏に走者を進めたものの、1失点に食い止めた粘りは見事でした。2番手ダーウィンは1回2/3とイニングをまたいでのセーブ獲得。パイレーツの方も、敗戦投手となった先発のゴンザレスは6回2失点、2番手ホセ・エスカローナも3回無失点といずれもきっちり仕事はしたものの、ムエンゴに泣く形になりました。ゴメスは4打数3安打1打点と活躍したのですが、ジレリとジャック・サントラの1、2番コンビが計9打数無安打。四死球での出塁も無しと全く機能しなかったのが悔やまれるところです。 これでタイタンズはヨーロッパカップ制覇に王手、満を持して本拠地セラヴァーレスタジアムに戻ることとなりました。勝てばカリパルマ・パルマ(現パルマ・エンジェルス)を破った2011年以来のクラブ王者となります。一方、後が無くなったパイレーツは悲壮感を漂わせながら敵地へ乗り込む形に。運命の第2戦では、上位打線により一層の奮起が求められることとなります。ソース一覧 http://www.mister-baseball.com/european-champions-cup-final-san-marino-wins-game-21-rimini/ http://www.baseballstats.eu/2014/sanmarino/games/01.htm

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