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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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レーゲンスブルグ・レギオネーレが第2球場建設へ

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 ドイツはもとより、ヨーロッパを代表するクラブの1つであるレーゲンスブルグ・レギオネーレが、このたび地元レーゲンスブルグ市から新たな建設プロジェクトのための補助金、総額89万ユーロを獲得したことが明らかになりました。 今回のプロジェクトは、現ドイツ王者にとって「パズルのラスト1ピース」にあたるもの。具体的には、本拠地アーミンウルフ・ベースボールアリーナの敷地内において、新たな球団事務所と寄宿学校、トレーニングジム、クラブハウス、そして第2球場を建設することになります。寄宿学校の定員は総勢30名で、うち20名が野球選手、残る10名は他競技から選考されるとのこと。現在は27名が在籍中で、球団が借り上げたドミトリーで生活していますが、学校が完成すれば自前の施設で寝泊まりすることができるようになります。 メインスタジアムのレフト後方に建造予定のこの寄宿舎に加え、個人的に注目しているのは一塁側にある打撃ケージの後方に新たに建設される、アリーナの第2スタジアム。現在は1面のスタジアムをレギオネーレ一軍~三軍の公式戦の他、MLBヨーロッパアカデミーなどのプログラムでフル稼働している状態ですが、もう1つグラウンドができれば各種プログラムの運用はより幅が広がることになります。アーミンウルフアリーナは内外野の美しい芝生がトレードマークですが、第2球場も同様に内外野総天然芝になる模様。さらに、野球専用スタジアムであるメインスタジアムとは異なり、第2球場は外野の芝生部分にサッカーのピッチも設置できる仕様になる予定となっているようです。 2012年10月から、本拠地のリニューアル計画を進めているレギオネーレですが、このプロジェクト全体の費用は総額760万ユーロにも上るという超ビッグなもの。うち370万ユーロはクラブが30年ローンで借りているとのことです。残る資金はレーゲンスブルグ市とバイエルン州スポーツ協会が共同で出資。プロジェクト全体の最終フェーズとなる今回の建設は来月スタートし、完成は2016年2月を予定しています。 今春オランダ・ホーフドループに「パーク21」が完成したことで、ヨーロッパNo.1ボールパークの座は明け渡した格好のアーミンウルフアリーナではありますが、それでも米マイナーリーグ顔負けといえる欧州トップクラスのファシリティを備え、その存在感は依然として抜群。1998年のオープンから本拠地として使われ続け、2009年のIBAFワールドカップ欧州大会では一次ラウンド開催地の1つに選ばれました。ヨーロッパカップの会場として少なからず稼働してきただけでなく、2012年秋にはWBC史上初の欧州開催となるドイツラウンドの舞台に。今年秋にはメイン開催国チェコの他都市を差し置いて、ヨーロッパ選手権の一次ラウンドA組をホストすることも決まるなど、バリバリのメインプレーヤーとしての立場には全く変わりはありません。これからもヨーロッパ野球を支える存在として機能し続けてほしいところです。 ところで、レギオネーレではスタジアムの外側だけでなく、内側でも最近大きな変化がありました。ドミニカ出身のサミー・デロスサントス投手が退団することになったのです。スペインのパスポートも持つことからEU圏内では外国人扱いとならない同投手は、昨年冬にトゥービンゲン・ホークスから加入。今季は防御率1.80と好成績を残しており、立派に投手陣の一角としての役割を果たしていましたが、マルティン・ヘルミグ監督はここ数試合の彼のパフォーマンスに不満があったよう。これがチームに余計な波風を立たせる原因にならないといいのですが…。ソース一覧 http://www.mister-baseball.com/buchbinder-legionaere-receive-grant-start-building-baseball-boarding-school-2nd-field/ http://www.mister-baseball.com/buchbinder-legionaere-regensburg-part-ways-sammy-de-los-santos/

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