今年9月にチェコとドイツで開催されるヨーロッパ選手権に出場するオランダ代表が、完成したばかりのホーフドループの新スタジアムにて強化合宿を開催することとなり、その参加メンバー27名の顔ぶれがオランダ王立野球・ソフトボール協会(KNBSB)より発表されました。 過去2大会において、いずれも最大のライバルであるイタリアに優勝をかっさらわれているオランダ。特に、地元開催となった前回大会でのV逸はショッキングな出来事でした。今回は3度目の正直で王座奪還に挑むことになり、ベルギー出身のスティーブ・ジャンセン監督も「そろそろ優勝杯をあるべき国の手に取り戻す時だ」と、大会制覇に向けて鼻息を荒くしています。 今回の合宿に参加するのは全てフーフトクラッセでプレーする面々で、大黒柱であるロブ・コルデマンス投手(L&Dアムステルダム・パイレーツ)を筆頭とするおなじみの面々も数多く選出されています。初選出はセドリー・カレル投手(ヴァッセン・パイオニアーズ)とレムコ・ドライハー外野手(L&Dアムステルダム・パイレーツ)の2名。また、MLBの春季キャンプ中にドジャースからリリースされ、開幕直前にコレンドン・キンヘイムに加わったダシェンコ・リカルド捕手もメンバー入りを果たしました。 ユーロに向けての、オランダ代表の準備の場は2つ。まず1つは、地元開催となるハーレムベースボールウィーク。今回は大会史上初めて4チームで開催されることになっていますが、ジャンセン監督は「チーム数が少ない分、最低でも1試合以上普段よりも多くプレーできるということ。前向きにとらえているよ」と語っています。またこの大会が終わった後は、フランス・パリでの国際大会にも出場する予定。この大会の詳細は不明ながら、フランスとベルギー、そして日本のセミプロ(社会人チーム?)が出場することになっているそうです。 ヨーロッパ選手権に向けての選手選考では、今回の合宿に呼ばれた面々に加えてアメリカのマイナーでプレーする選手たちも召集の対象となる見込み。ロバート・エーンホーンTD(テクニカルディレクター)は、「大会の開催時期は、ちょうどマイナーリーガーを招集するにはうってつけと言える。MLBの40人ロースターに入っていない面々が召集の対象となるだろう」と語っています。合宿参加メンバーは下記の通り。投手・アーシュウィン・アシェス(コレンドン・キンヘイム)・デビッド・バーグマン(コレンドン・キンヘイム)・ロブ・コルデマンス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・バイロン・コーネリセン(ヴァッセン・パイオニアーズ)・ベリー・ファンドリエル(DOORネプチューンズ)・ケビン・ハイステック(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・セドリー・カレル(ヴァッセン・パイオニアーズ)・ディエゴマー・マークウェル(DOORネプチューンズ)・クリス・モウデイ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・トム・ストイフバーゲン(コレンドン・キンヘイム)・オーランド・イェンテマ(DOORネプチューンズ)捕手・ジャニソン・ボークホート(DOORネプチューンズ)・バス・ヌーイ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・ダシェンコ・リカルド(コレンドン・キンヘイム)内野手・ジェシー・オーセムス(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・マイケル・デュルスマ(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・ラシッド・ジェラルド(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・ドゥウェイン・ケンプ(DOORネプチューンズ)・ヴィンス・ルーイ(ヴァッセン・パイオニアーズ)・ステイン・ファンデルミール(DOORネプチューンズ)外野手・クエンティン・デクーバ(コレンドン・キンヘイム)・シャルディマー・ダンテ(DOORネプチューンズ)・レムコ・ドライハー(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・ブライアン・エンゲルハルト(コレンドン・キンヘイム)・ローランド・エンリケJr.(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・バス・デヨング(L&Dアムステルダム・パイレーツ)・ダニー・ロンブリー(ヴァッセン・パイオニアーズ)ソース:http://www.honkbalsite.com/2014/04/14/5915/5915/
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