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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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何より「結果」が重要な日にアイランドリーグは香川OGが優勝!

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 2013年四国アイランドリーグplus前期優勝は香川オリーブガイナーズ! 6月23日、香川OGは愛媛にて愛媛マンダリンパイレーツと対戦。試合開始は午後2時。この試合に香川OGが勝つか引き分け、徳島インディゴソックスが負けるかの展開で、結果は決まる。そういう条件であった。 この日の愛媛は朝から小雨交じり。試合に先駆けて12時に開場とはなっていたものの、12時前後から小雨が降ったり止んだりの空模様であった。 幸いにも雨は試合開始を妨げるほどではなく、公式発表で595人のファンがやってきた大洲市の球場で試合は始まった。 愛媛マンダリンパイレーツはすでにリーグ順位は4チーム中の3位と決まっている。相手の香川OGは勝てば優勝。地元での「相手の胴上げ」はどうしても阻止したい状況。 愛媛MP先発は河原純一投手(ジャイアンツ~ライオンズ~ドラゴンズ)。 昨年から愛媛MPに参戦し、幾度となくチームを勝利に導いてくれたベテラン右腕に球場に駆けつけた愛媛MPファンの期待も募る。 しかし、香川OGの「N.P.B.」経験野手も負けていない。(↑三塁手大原淳也は香川OGから一時、横浜ベイスターズ入り。今季からガイナーズに再参戦。) 2番バッターとして初回に先制ホームランを放つ。(↑指名打者:桜井広大はタイガースから香川OGに加入。) 河原投手というとN.P.B.でも実績を残した投手。その河原投手に、N.P.B.では結果を残せなかった男たちが立ち向かう。 投げる方も打つ方も、この日の試合は「勝つしかない」状況。そして、打者からしてみれば、相手投手を打つことがアイランドリーグ卒業に向けてのアピールにもつながる。 今日は、打者に良い結果が見られた…。 河原投手は1点リードの5回まででマウンドを降りる。その後、両チームとも雨天の下、投手リレーで接戦を繰り広げるが、試合を決めたのも桜井広大のバット。 チームの「勝って優勝」を引き寄せた一打であり、この日の「お立ち台」にも登ったのであった…。 実は、この試合より1時間先に始まっていた高知での高知ファイティングドッグスvs徳島インディゴソックス戦の結果は先に出ていて、それがちょうど桜井選手が決勝タイムリーを放つ前の時点…。 負けていても「前期優勝」は決まっていたのだけれど、「勝ちを引き寄せる一打」をチームの主軸が放ったことの意味は大きい。 勝たなくてはならない試合で勝てた。それが香川オリーブガイナーズの強さの一端ということであろう。 さて、この日の試合が行われたのは愛媛県大洲市の八幡浜・大洲地区運動公園。いわゆる「地方開催」ともいえるイベントであった。 試合開始前にはご当地の伝統芸能の披露もあり、華を添える。(↓藤縄獅子保存会の方々による演技。) 雨模様ではあったけれど日曜日ということもあり、親子連れや子どもの姿も目立っていた。 フェンス越しに投球練習をする元N.P.B.投手の速球を見るファンがいた。 親子連れのお父さんとお母さんが「河原ってジャイアンツにもいたんだ」とか「何歳なの?」とか話もしていた。 目の前にかつてのあこがれの選手がいるということで、お父さんもお母さんもちょっと楽しそう…お母さんの方が少しうれしそうな感じであった。連れてきていた娘さんは観戦初心者といった風であったが、その子らにお母さんがルールを説明していた。「今は守っているから、ボールをつかんだら拍手をするのよ」 要は守備中はアウトをとることを言いたかったのだが、結果的に外野フライが生じ、野手がボールを捕ると真っ先にお母さんが拍手をしていた。 楽しそうな親子連れ…娘さんも野球に興味をもっていってくれるんじゃないかと期待しつつ…。 大洲の野球場からも、野球を愛する人の輪が広がっている!

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