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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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アイランドリーグ「スポーツ観戦DAY」の香川は大盛り上がり!

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 四国アイランドリーグplus2013の前期戦は大詰めを迎えている。 6月22日は香川と愛媛で試合が開催され、香川で行われた香川オリーブガイナーズと高知ファイティングドッグスの試合は「スポーツ観戦DAY」ということで、観覧無料!さらに、試合の展開によっては地元ファンの目の前で香川オリーブガイナーズが前期優勝を決めるかもという期待もあって、2000人を超すファンが球場にやってきていた。 香川OGの先発投手は又吉克樹投手。参戦1年目ながら、チームのローテーションの柱でもある投手。 高知FDはリーグ3年目の井川博文投手。 結果としてこ試合の敗戦投手となるのだが、それでも被安打3の1失点で先発~完投をして十分な仕事を見せてくれた。 又吉投手は8回途中(7イニングと2/3)までを一人のランナーも出さないパーフェクトピッチング!球場にやってきたファンの目線をグラウンドに釘付けにしていた! 8回の2アウトまでを取って24人目の打者で内野安打を許してしまい大記録の達成はならなかった。 この後、ちょっとがっかりとなった球場であるが、次打者の放った左中間へのライナー…この、抜ければ高知FDに先制点という場面で見事なダイビングキャッチ…香川OGの窮地を救い地元ファンを湧かせたのがセンターの守備についていた北村祐選手であった。 (↑打席での北村祐) そして又吉投手は結果的にこの内野安打1のみで9回を投げ抜いた。試合の結果は9回の裏、先頭打者の島袋翔伍選手が初球狙い打ちのホームラン! サヨナラホームランで香川OGが勝利となった。 高知FDの井川投手も9回、最後までマウンドに立ち続けた。2回に2ベースを打たれはしたものの、6回まではそのヒット一本。7回、8回に四球でランナーを出し得点圏にランナーを背負う場面がありながら、三振を奪ってピンチを切り抜けるなど力強い、文字通りの力投を見せてくれていた。 試合後、高知FDの吉田豊彦コーチ(元ホークス、ゴールデンイーグルス等で現役生活)は井川投手について「投手交代という選択も考える場面もあったが、一つ上のレベルの投手になるため、エースになっていくためにはこういうマウンドを越えていかねばならない」と語り、また定岡智秋監督(元ホークスで現役、コーチ歴)も「相手投手が9回まで投げているのに、しかも8回まで(井川投手も)無失点なのに変える必要はない」と、井川投手に対しての信頼の言葉を述べていた。 ただ、バッテリーについて、つまり捕手と投手とのやりとりについて特に捕手に対しては「厳しい場面であれば、『厳しいコースに来い』という意志もきちんと投手に伝えなくてはならない」と注文を付け加えていた。 その捕手とは、今季リーグ2年目を迎えている屋宜一郎捕手。 9回の一人目のバッターの初球、それがホームランとなり勝敗を決する一球となってしまった。 投げた投手が「敗戦投手」として記録に残るが、投げさせた捕手もこの一球は記憶に残り、それが今後の糧となる…。 なお、この試合の投打のヒーロー、又吉投手と島袋投手はどちらも沖縄出身。そして屋宜捕手もまた沖縄出身…沖縄プレーヤーの悲喜こもごもな不思議な縁(?)もあった香川での「スポーツ観戦DAY」!?(中央が島袋。右側が又吉。インタビューは球場DJ藤沢翼氏。) 公式発表で2181人のファンがやってきたこの日の香川:レクザムスタジアム。無料観戦DAYということで、初めてここにやってきたファンもいたようである。 応援団も「初めて来られた方も~♪」と声をかけながら応援を始めていたし、バックネット裏にやってきていた家族連れのお母さんは「実際に見るのっておもしろい!」とお父さんや子どもたちに語りかけていた! お父さんは又吉投手の好投を見ながら「これで○個目の三振だ」!」とか「このまま行くと完全試合かも?」とかなり興奮気味でもあった。 そう!実際に球場で見る野球はおもしろい! 好投手の投げ合い!ピンチを救う野手のファインプレー!勝負を決めるホームラン! 次は、君がスタジアムで目撃者になるっ!?

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