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ソウルのドーム球場建設状況

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2014年も明けてから2週間が経ちました。本年も宜しくお願いいたします。当方は年末年始を函館、青森、岩手で過ごしました。いずれも仕事とは無関係の訪問ですが、函館で訪れた「北島三郎記念館」では、豪華セットをバックに、自在に動くサブちゃんロボが「まつり」を熱唱するのを見て、昨年7月の「10周年祭り」を思い出したりしました。あは。さて表題の件。年明け、ソウルのドーム球場建設現場に行ってきたので、それについてです。スポーツ朝鮮のコラムに記したことと重複する点もありますが、まずは概要について。現在、韓国にはドーム球場はありません。これまでに幾度も計画があがったことはありますが、なかなか実現には至りませんでした。例えば2007年5月30日のブログに記したものなど。→韓国初のドーム球場予定地へ行くですが、2015年2月の完成を目指し、現在、建設中のドーム球場があります。場所はソウル市クロ(九老)区のコチョクトン(高尺洞)。ソウル地下鉄1号線、クイル(九一)駅から徒歩10分のところです。手前がアニャン(安養)川。クイル駅からはコチョク橋を渡って行きます。ソウル市によって建設が進められているこの球場。工事名称では「ソナムクォン(西南圏)野球場」といい、通称コチョクドームなどと呼ばれています。正面、ホームベース側。韓国初のドーム球場となるコチョクドーム。しかし、大きな期待を背負って誕生!とはなっていません。というのもこの球場は、元々はドーム球場として計画されたものではありませんでした。「どういうこと?」と思うかもしれませんが、ソウル市は2007年、アマチュア球場として使用していたトンデムン球場を、老朽化と地域再開発のため、解体撤去する代わりに、ソウル市内に代替球場を複数作ることにしました。その一つが、コチョクトンの球場でした。当初の予定では、収容人員2万人規模で、客席の上のみ屋根が覆う屋外型球場。「ハーフドーム型」などと呼ばれ、アマチュアの施設としては、充分なものを予定していました。しかし、2009年WBCでの韓国代表準優勝の躍進を受けて、コチョクトンの球場に関して、「ドームにしよう!」と方針が変わります。そして2009年から始まった工事は、来年の完成を目指し、作業が進んでいます。工事完成予定図と工事概要が記された看板天井部分を覆う幕と骨組が完成内部はスタンドの土台一部が完成しています。ドーム球場というと、事業規模が大きいことから、プロ球団の使用が前提だったり、複合施設と併せての建設が行われたりしますが、コチョクトンの場合、上記の通り、ドーム化は後から決まったことなので、それらが後回しになっています。しかも、現地の人には立地の評判があまり良くなく、(当方はアクセス面では問題ないと思っていますが)韓国初のドーム球場ではありながら、現時点で期待値が上がっていません。プロの使用に関しては、 2008年からソウルのモクトン球場を本拠地にしているネクセン球団が、コチョクドームがホームグラウンドに適しているかどうか、専門機関に調査を依頼。今後について冷静な分析を進めています。ということで現状では、コチョクドームが韓国球界の中で、どんな役割を担うかは決まっていません。しかし、実際、完成すれば、人々の関心は高まり、その存在価値を発揮するのではないかと思います。確実なメリットとしては、気候に左右されず、国際大会を誘致できるという点がありますね。座席数が22,258席と大きくありませんが、もし4万人規模だったとしても、それを満員にできる試合、イベントが年間どれだけあるのか?という問題点を、日本の各ドームも抱えています。冷暖房費や人件費が比較的コンパクトに済むコチョクドームは、小ぶりさをうまく生かしたドーム球場になるかな?なればなぁ、なんて当方は期待を持ったりしています。日本から観光で行く方にとっては、中止を気にしないでいいというのは良いですね。プロ公式戦が行われた場合ですが。以上、ソウルのドーム球場建設状況についてでした~。→2014年韓国プロ野球各球団春季キャンプ・練習試合日程→2013年韓国プロ野球個人成績観客動員数 NPB・李大浩、金無英の成績→2013年韓国プロ野球順位表★運営サイト★韓国プロ野球応援サイトストライク・ゾーン★Facebookページ★ストライク・ゾーン★著書★2013年で10年目! 韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2013発売中!★個人サイト★室井昌也★たまに球界情報もつぶやいてます★室井昌也 (muroi_m) on Twitter★毎年恒例観戦ツアー★個人旅行では味わえない体験を「韓国プロ野球観戦ツアー」

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