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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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【韓国野球】2013年ゴールデングラブ賞候補者の成績(遊撃手編)

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遂にKBOのゴールデングラブ賞当日となりました。遊撃手部門はなんとかアップできました。遊撃手部門の候補選出条件は「守備85試合以上出場」、「打率.250以上」、「規定打席」となっており、今年は規定打席到達選手4人全員が対象になりました。この部門、なんといっても最有力者はカン・ジョンホ(ネクセン)でしょう。韓国国家代表の正遊撃手にして2年連続3度目の本塁打20本台。打率は低下して3割を切りましたが、打点96は昨年を上回りリーグ第4位。 2年連続3度目の受賞は確定的です。広州アジア大会の優勝によって兵役問題を解決している選手なので将来的には海外進出の可能性が高いと思いますが、打撃がやや粗い点がネックです。但し内野全ポジションを守ることができるユーティリティ性は評価されるでしょう。カン・ジョンホに続くのはキム・サンス(サムソン)です。今年はバックアップ選手としてWBCの代表にも選ばれるなど、柳仲逸監督の信任厚い若手選手です。開幕直後は不振にあえぐこととなりましたが、気づいてみればカン・ジョンホを上回る打率.298を記録。昨年まで通算本塁打が4本だった選手が今年だけで7本塁打を放ちました。左手首の負傷で韓国シリーズには出場できませんでしたが、課題の打撃が改善され、キャリアハイのシーズンといってよいでしょう。来年の仁川アジア大会の代表に選ばれる可能性は高いと思います。ただ記者による人気投票なので、GG受賞は厳しいと思います。キム・サンスと同い年のオ・ジファン(LG)はパンチ力のある俊足の選手ですが、足を活かしきれていない印象を受けます。リーグ4位タイの盗塁数やリーグ3位の得点数は評価できますが、三振数はリーグワースト2位の113。もう少し確実性が欲しいところです。イ・デス(ハンファ)はシーズン前半は遊撃手で出場していましたが、シーズン途中にソン・グァンミンが軍隊(負傷があったのでより正確に言えば軍でなく公益に従事)から復帰して以降は三塁手としての出場が多くなりました。復帰して遊撃手を務めたソン・グァンミンは尚武や警察でプレーしていた訳ではなかったので、思ったより活躍した方ではないでしょうか。キム・ソンビン(KIA)は打率3割を維持してきましたが、夏場に成績を落とすと、ホームクロスプレーで負傷して離脱。規定打席に達しませんでした。小柄で長打力は期待できませんが、俊足の選手なので高出塁率を目指して欲しいです。ベテランのパク・チンマン(SK)は昨年よりも出場機会を増やし、通算1500安打と150本塁打を達成しました。しかし、第1回WBCの時には守備で魅了したパク・チンマンも衰えは隠せません。パク・チンマンの出場機会が多いのは個人的には嬉しいですが、SKは正二塁手のチョン・グヌがFA移籍してしまったので、他の内野手がもっと奮起しないことにはチームのAクラス復帰は厳しいように思います。他のポジションに比べて、候補から漏れた選手の説明が雑になってしまいましたが、遊撃手部門は以上です。冒頭で述べた通り、カン・ジョンホの受賞がかなり濃厚です。

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