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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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新国立球場でニカラグアリーグ開幕

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 各地のウィンターリーグが次々と開幕する中、ニカラグアのリーグ、「リガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ニカラグエンセ(LBPN)」が現地時間23日開幕した。ラテンアメリカでは、全チーム一斉に開幕せず、開幕戦は1試合だけというパターンが多いが、今季のLBPNも首都マナグアの名門、インディオス・デ・ボエルと隣国ホンジュラスとの国境近くの町、ティグレス・デ・チナンデガとの一戦が、3万人収容の旧球場に代わり、新造されら新しい国立競技場、新エスタディオ・デニス・マルチネスで行われた。デニス・マルチネスは、「エル・プレジデンテ(大統領)」とあだ名されるメジャー245勝のこの国出身の英雄である。1984年には、ボルチモア・オリオールズの一員として来日している。 今季のLBPNは、1月初めまで各チーム42試合のレギュラーシーズンを戦い、上位3チームがポストシーズンに進出、まず1月5日から5戦3勝制のプレーオフを2位3位チームで争い、その勝者とレギュラーシーズン1位チームと7戦4勝制の決勝シリーズを1月12日から争う。そして、ニカラグアチャンピオンは、1月24日から2月1日までここマナグアで行われる、ラテンアメリカシリーズで「カリブ第2チャンピオン」を決定する。 なお、このリーグでは、各チーム8人までの外国人選手の登録が認められている。各チームのロースターを見てみると、今年のWBCでオランダ代表のメンバーとしてプレーしたカート・スミス(チナンデガ)や2005年から2007年に阪神でプレーし、現在は夏はイタリアでプレーしているダーウィン・クビアン(レオン、ちなみに45歳!)などが名を連ねている。日本からは今シーズンのルートインBCリーグの首位打者、井野口祐介がボエルに合流し、ロースター入りを狙っている。 なお、この新球場は、台湾の援助でつくられたこともあり、こけら落としには、アマチュアで構成された台湾代表とニカラグア代表の3連戦が行われた。結果は、台湾の2勝1敗。ニカラグアは数少ない「中華民国」の承認国で、台湾当局は、かつての中国による「ピンポン外交」ならぬ、「野球外交」で中国の外交攻勢に対抗しているようだ。 (新球場でのニカラグア対台湾戦の模様)ニカラグアリーグ2017-18 インディオス・デ・ボエル(マナグア、エスタディオ・デニス・マルチネス) 優勝8回、昨季3位レオーネス・デ・レオン(エスタディオ・エロス・イ・マルティレス)優勝4回、復帰(昨季はオリエンタレス・デ・グレナダとして4位)ティグレス・デ・チナンデガ(エスタディオ・エフレイン・ティヘリーノ) 優勝2回、レギュラーシーズン1位ヒガンテス・デ・リバス(エスタディオ・ヤミル・リオス・ウガルテ・リバス) 優勝2回、昨季優勝(レギュラーシーズン2位)

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