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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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なぞのリーグ、リガ・メリダーナ

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 メキシコでは、冬のトップリーグ、メキシカン・パシフィック・リーグも開幕し、第2の野球シーズンが本格的に始まっている。このリーグに先立って、すでにルーキー級リーグも始まっているが、このほか、メキシカンリーグの強豪・レオーネスの本拠、ユカタン半島のメリダでは「リガ・メリダーナ・デ。インビエルノ(メリダ冬季リーグ, LMI)」が9月末から開幕している。 近年メキシコではウィンターリーグの再編が行われているようで、かつては、ナジャリ州で行われたリガ・ノロエステにメキシカンリーグが傘下のファーム選手を送り込み、冬のマイナーリーグとしていたが、3年前からは、メキシコシティ周辺で南部で自前のリーグを開催際し、従来から行われていた北部ヌエボレオン州の施設を使用するルーキーリーグと併用するようになったが、このほか、従来、「第2のウィンターリーグ」としてその優勝チームが中米のウィンターリーグチャンピオンと決勝シリーズであるラテンアメリカシリーズを開催していたリガ・ベラクルサナが改組され、セミプロ化しているようである。 このベラクルサナについては、またご紹介したいと思うが、メキシコウィンターリーグではセミプロ化が進んでいる。メキシカンパシフィックリーグやメキシカンリーグが行うウィンターリーグから漏れた選手が、プロを目指す選手をはじめとするローカルリーグの選手とともにリーグ戦を行っているのだ。試合が週末に限られているのは、多くの選手が別に職をもっているからなのだろう。12月初めまで各チーム20試合のレギュラーシーズンを戦い、その後プレーオフを経て12月20日くらいにはシーズンを終える。リガ・メリダーナは、その名の通りメリダ市内、周辺の球場を本拠とする6-チームにより構成される。メリダ市のホームページからスケジュールなどのインフォメーションを得ることができるので、自治体のバックアップがあるのだろう。メリダでは、メキシカンリーグが行う教育リーグ、リガ・ペニスラールにレオーネス・デ・ユカタンのファームが参加し、ホーム球場のパルケ・ククルカンを使用するので、メリダの野球ファンは年内は週末は野球三昧ということになる。 観客の入りは、そこそこのようで、おそらくは1000人くらいしか収容できないスタンドはおおむね大入りのようだ。ここにも二刀流の選手があるようで、投打にわたってタイトル争いを演じているという。 6チームのうち、ディアブロスはメキシコシティの同名球団と同じロゴを使っているので、メキシカンリーグのこの球団と提携しているのか、ファームチームという位置づけなのだろう。また、アズレッホス(ブルージェイズ)、ロッキーズもメジャー球団と同じロゴを使っていることから提携を結んでいると思われる。メジャー球団は、しばしば、契約を結びながらも米国内のファームチームに空きがない、あるいは国籍の関係でビザの枠がなくロースター入りできない選手をメキシコのクラブチームに預けることがあるが、ここにもそういう選手が送られているのかもしれない。 (LMI試合の様子。FBページより) LMI2017傘下チーム ディアブロス・デ・ラ・ボホルケス(Diablos de la Bojorquez) セロス・デ・パカブトゥン(Zerros de Pacabtun) アズレッホス・デ・ドロレスオテロ(Azulejos Dorores Otero) セナドレス・デ・モレロス(Senadores de Morelos) コンストラクトレス・デ・コルデメックス(Constructres de Cordemex) ロッキーズ・デ・コミサリアス(Rockies de Comisarias )

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