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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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独立リーグもペナントの佳境:四国アイランドリーグプラス 香川対愛媛(9月11日 丸亀)

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 9月11日、香川県丸亀・四国コカコーラボトリングスタジアムでの四国アイランドリーグプラス公式戦、香川オリーブガイナーズ対愛媛マンダリンパイレーツのナイター。この日のダブルヘッダー第1試合で、勝利を収めた愛媛は、マジック2として、この試合を迎えた。この試合に愛媛が勝つか引き分け、2位の徳島が負けると、愛媛の後期優勝が決まる。(優勝の瞬間をカメラに収めるべく、松山からたくさんの取材陣が来ていた) 愛媛の優勝がかかったこの試合、愛媛はエース正田樹(元ヤクルト)、香川は川崎貴弘(元中日)をたててき、試合は大方の予想通り息詰まる投手戦となった。(正田/愛媛)(川崎/香川)初回、制球の定まらない香川先発、川崎に対し、2番櫟浦大亮(関西学院大)がうまく送れず、3番ザック・コルビー(ジョリエット/米)がゲッツーに倒れ、万事休す。(コルビー/愛媛)両投手、スコアボードにゼロを並べる中、5回裏、香川はツーアウトからトップバッター、大木貴将(日大中退)のセンター前ヒットを足がかりに、2アウト1,2塁のチャンスを迎えたが、ここでも正田は鋭く落ちるスライダーで、原口翔(伯和ビクトリーズ)を三振に打ち取り、事なきを得た。試合が動いたのは、6回表。ラストバッター・四ツ谷良輔(深谷商)の二塁打を足がかりに、初回のチャンスをある意味つぶした櫟浦のレフト前ヒットで愛媛が1点を先制した。 しかし、その裏、正田はいきなり先頭打者・4番の中川竜也(JR四国)に四球を与えてしまう。そして続く松澤裕介(朝日大)のセカンドゴロに、ゲッツーを焦った亨彰(NOMOク)がショートへ悪送球。さらに、慣れないバントのサインに指名打者赤松幸輔(名古屋商大)が空振りをすると、飛び出した2塁ランナーを、これまた悪送球で進塁させ、愛媛はノーアウト2,3塁の絶体絶命のピンチを迎える。 ここからが元ドラ1投手の真骨頂。正田はここから3連続三振を奪い、格の違いを見せつけた。 香川・山崎もこれに負けじと、力強いストレートを低めに集め、8回を1失点でマウンドを降りた。  山崎の好投に、香川打線が報いたのは7回。2アウト2塁から、前の打席のチャンスで凡退した3番原口がレフト線へツーベースを放ち、ついに香川がついに追いつく。早く優勝を決めたい愛媛は、8回先頭のラファエル・ポロ(元楽天)がセカンド内野安打で出塁すると、送りバントで2塁へ。ヒット1本では帰れないと踏んだ愛媛は、続く四ツ谷にもバントのサイン。しかし、四ツ谷は転がした打球に触れてしまい、バッターアウトで送れず。それでもどうしても3塁に進みたいポロは2アウトから三盗を試みこれに成功した。しかし、トップバッターの高田が中途半端なスイングで三振に倒れ、愛媛は決勝点を挙げることができなかった。 結局、試合は1対1のドロー。それでも愛媛はマジックを1つ減らしが、徳島が高知に完封勝ちを収め、後期優勝は明日以降に持ち越された。試合後、弓岡敬一郎監督は、「苦しい試合だったが、なんとか1点をとった。正田だったので、行けると思ったが…」と、明日以降に気持ちを切り替えていた。(丸亀の新球場、コカコーラスタジアムからは丸亀城と瀬戸大橋が望める)

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