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Channel: 野球:海外/独立リーグ
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27日目【アメリカの車社会と日本】北徹也

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今日は日曜日でホーム試合の無い日だったので、休日を頂きました。アメリカで生活をしていると(といっても、フロリダ州とワシントン州の一部の地域でしか生活したことは無いので、もちろん例外はあるかと思います)、アメリカって本当に車社会だなと感じます。アメリカは運転免許が16歳から取得でき、日本の自動車学校のようなものも一般的ではありません。親や友達と運転の練習をして、試験を受けるだけで免許が取れるそうです。その費用も数千円と、日本の自動車学校にかかる数十万円から考えると、信じられないくらい安く取得できます。そのため、多くの人が16歳になったとたん、免許を取得し、車で高校に通い始めることも珍しくありません。また、アメリカの交通マナーがとても良いことに驚かされます。何よりもまず、歩行者優先の意識が高いです。歩いて信号のない交差点で道を渡ろうとしていると、ほぼ毎回止まってくれて、「渡っていいよ!」と言ってくれたり、車同士の譲り合いがとても多かったり、日本でもなかなか見られない光景をよく目にします。学生時代に留学していた時、現地の学生はほとんど自分の車を所持していて、大学の構内にも大きな駐車場が完備されていましたし、よく車でどこかに遊びに連れて行ってもらっていました。車(特にアメリカの車)やドライブが好きで、「いいなあ」なんて思っていたものですが、土地も広く、車が無ければ買い物や遊びに行ったりする事が出来ない事情があるので、「便利だけど、ガス代や車の維持費もかかるし、良い事ばかりではないよ。」と、嘆いている友達もいました。また、友達と車の話をしていると、彼らの運転する距離にいつも驚かされます。ダストデビルズの球団スタッフのAndrewはフロリダ州出身で、去年からここダストデビルズで働き始めたのですが、フロリダからはなんと車で移動した来たと言っていました。フロリダのマイアミから出発して、ニューヨークで友達に会いに行き、ここパスコに来たそうなのですが、その距離、ざっと計算して、なんと約4,000マイル(6,440キロメートル)です。 15日ほどかけてずっと車で移動したそうで、最初この話を聞いたときは、さすがに冗談だと思っていたのですが、まわりのスタッフも似たような経験があるという風に話していたので、驚きました。週末には4時間ほどの運転をして、よくシアトルに遊びに行ったり、休暇があると地元へ車で帰ったりと、長時間、長距離の運転に慣れているんだなと感じます。また、道路を走る車を見ていると、日本車の多さに驚かされます。そして、これらは球団スタッフの車なのですが、トヨタ、日産、マツダ、スバルや三菱など、日本車に乗っているスタッフがたくさんいます。彼らに、なぜ日本の車を選んだかと聞いてみると、「燃費、性能、デザイン、その他多くの点で、日本車はアメリカの車の先を行っているよ。」という答えが多くありました。普段よく一緒に仕事をしているオペレーションマネージャーのTrevorも、日本のスポーツカーが好きで、いつか日本に来てサーキットで走りたい、と話しています。 (これはTrevorの車です)また、ホームでの試合がある日には、球場の駐車場が車でいっぱいになるのですが、3台に1台が日本車だと言っても過言ではないほど、多くの人が日本車に乗っています。アメリカのワシントン州でインターンをしながら、日本車や日本の凄さを感じさせられる瞬間です。

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