(1)ボローニャが新しいサードを獲得 イタリア・IBLのUGFフォルティチュード・ボローニャ1953が、来季からの新戦力としてフリオ・セザール・スアレス内野手(31)と契約したことを発表しました。 スアレスは現在、母国ベネズエラのウィンターリーグに所属するティブロネス・デ・ラ・ガリアでプレー中。過去にはアメリカの独立リーグやメキシコを主戦場としていたそうです。ボローニャの公式サイトによると、彼の父親であるフリオ・セザール・スアレスSr.氏は、80年代半ばから後半にかけてイタリアでプレーしていた経験(84年と85年にローディ、87年にローマに所属)を持っているようです。父親はイタリアで通算119試合に出場して打率.373、長打率.603、24本塁打を放ったというスラッガーだったよう。同名の息子は長距離砲というよりも打点を稼ぐタイプのようですが、いずれにしても父がプレーした国での活躍に期待したいところです。ソース一覧
http://www.mister-baseball.com/cesar-suarez-baseman-bologna/
http://www.fortitudobaseball.it/index.php/media/news/844-la-fortitudo-baseball-ingaggia-il-terza-base-venezuelano-cesar-suarez
(2)マウロ・マゾッティ氏がスペイン代表監督を退任 スペイン王立野球・ソフトボール協会(RFEBS)が、イタリア人指揮官のマウロ・マゾッティ氏(55)のスペイン代表監督からの退任を発表しました。 マゾッティ氏とRFEBSは、2大会連続で3位入賞を果たした今年のヨーロッパ選手権後に、スペイン代表チームの将来について意見交換を続けていたものの、残念ながら両者の間に意見の違いがあったよう。それを埋められなかったことが、退任の理由となったとのことです。ただ、RFEBS側はマゾッティ氏の監督としての6年間の働きに非常に感謝しているとのこと。前述の2度のユーロ銅メダルに加え、アメリカ・フロリダ州ジュピターでの予選を勝ち抜いて、昨年のWBC本大会に出場した事がキャリア最大のハイライトとなりました。 マゾッティ氏は選手や指導者として、欧州最高峰の舞台であるイタリアで長きにわたり経験を積んだ一人。2011年からはT&Aサンマリノ・タイタンズのGMを担っています。これまでに監督やGMとして、異なる4つの球団を7度のイタリア王者と3度のヨーロッパカップ出場に導いた、同国を代表する名将の1人です。2010年には国際野球連盟(IBAF)、2012年には欧州野球指導者協会(EBCA)によってコーチ・オブ・ザ・イヤーにも選出。イタリア国内でも同賞を2度受賞しています。またMLB界隈ではマリナーズ及びアストロズと仕事をし、現在は2013年からオリオールズの欧州スカウティングコンサルトの任についています。ソース:http://www.mister-baseball.com/mauro-mazzotti-spain-part-ways/
(3)L&Dアムステルダム・パイレーツがCBLEに参入 オランダ・フーフトクラッセのL&Dアムステルダム・パイレーツが、来季から東西2地区制を導入するコレジエイト・ベースボール・リーグ・ヨーロッパ(CBLE)の東地区に参入することになりました。 1959年に創設され、現在はカースティン・アンソニー代表率いるパイレーツは、ヨーロッパ球界を代表する野球チームの1つ。内外野の美しい芝生が特徴の本拠地スポーツパーク・オークメールをはじめ、大規模なクラブハウスや室内練習場、それぞれ2つずつあるフルサイズの野球場とソフトボール場を保有する競技インフラは、欧州最高クラスの質を誇っています。また、実力的にも毎年のようにヨーロッパカップ出場を果たしており、こちらでも大陸有数の強豪球団として知られています。 本拠地とするアムステルダムはオランダの首都であり、レンブラント、ゴッホ、フェルメール、ハルスといった偉大な芸術家を多数輩出した芸術都市でもあります。同じ東地区には、これまた芸術・文化の街として知られるチェコ・プラハとオーストリア・ウィーンが所属し、何れの街もグラウンドの外において選手たちに芸術に触れる貴重な機会を提供してくれるはずです。なおアムステルダムを本拠地とするチームとしては、現在同じオランダのオースターホートに本拠を置きCBLEが管理する、オースターホート・ボンバーズが移転する形で参入する方針。チーム名をアムステルダム・ボンバーズに改め、ウィーン・エンペラーズ及びプラハ・ドラゴンズと対戦することになります。 東地区の3チームは、ウィーン(7月8~10日)、プラハ(同12~14日)、アムステルダム(同16~18日)の順で遠征を繰り返しながら試合を行った後、リーグ本部があるオースターホートで西地区のラ・ロッシェル・アドマイラルズ、サンボイ・ファルコンズ、ロンドン・キャバリアーズと激突する予定です。7月19日から24日までの期間には、同地では両地区のトップ選手によって戦われるオールスターゲームと、プレーオフ及びリーグチャンピオンシップが行われる予定となっています。ソース:http://www.mister-baseball.com/amsterdam-pirates-completes-east-division-collegiate-baseball-league-europe/
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