三重スポーツサポートアカデミーさん主催の野球教室に招かれ、三重は松阪まで行ってきました。久しぶりの野球教室。どんな選手がいるかなと。また、野球塾として活動されてる内容はどんなもんだろうと。指導の前に子供達に必ず言うこと。「今日僕は君たちを初めて見る。その僕が君たちにアドバイスをする。それはもしかしたら正しいかもしれないし、間違ってるかもしれない。今できることが正しい、今できないことが間違い。そうじゃない。一番大切なのは、今やってることを継続すること。その中の一つに、今日僕が伝えることを一度は取り入れて欲しい。僕が伝えるのは誰にでもできることです」パッと行った人間が、それまでの選手一人ひとりのバックグランドも知らずに、「ああだからこうだから」とその選手を直す、上達させるなんて土台無理。全員に伝わるように話すけど、受け取り方は自由。個人差もある。子供達は、どこで誰の話しが心に響くかわからない。野球を教える元プロが、全員その子供の”師匠”、”影響力を持つ人”になるとは限らない。響くとは限らないけど、指導する内容は自信と情熱をもって伝えようとする。届けたい、と思うから、届く可能性がある。そう信じて、いただいた時間を精一杯やりきる。これが、パッと行く野球教室の指導者としての自分の心の持ち方。指導中に口にする言葉で、自分でも「ハッ」とするのが、「基本の繰り返し。反復練習、量稽古でしか技術も体力も精神力も上達しません」と口にしてること。野球だけじゃない。おそらく原理原則。仕事も一緒。ホウレンソウ、一日やったからって変わらへん。トイレ掃除、一日やったからって変わらへん。結果が見えることも見えないことも、続けること。当たり前やけど、続けること。続けることでしか、成功するチャンスは巡ってこない。やっぱそこに行きつくのです。そして感謝。いろんな人のご縁で、指導をさせていただき、たくさんの気付きをいただきました。精進あるのみ。2013年残り3日。
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