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国際野球ニュース 5月分 東アジアカップはフィリピンが優勝など

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この国際野球ニュースはこっちにリアルタイムで掲載されています。●フランスリーグにWBCブラジル代表3選手が移籍(1日) http://www.mister-baseball.com/stade-toulousain-adds-brazilian-players/ フランスリーグのStade Toulousainにルーカス・ロホ(元フィリーズ傘下)、フェリペ・ブリン(元マリナーズ傘下)、アラン・ベレン・ファニョニ(元NTT東日本)の13年WBCブラジル代表の3人が加入したとのこと。3人は3月の南米選手権にも出場しています。マイナーリーグや日本球界経験者の多くがブラジルに戻っても野球を続けていますが、プロではないのでヨーロッパの野球はブラジル人選手の受け皿になりえますよね。現役ブラジル代表クラスがプレーしてるのはあまり記憶にないですねえ。●東アジアカップはフィリピンが全勝優勝(8日) 2015東アジアカップ決勝はフィリピンが地元インドネシアを11-0で破り6戦全勝で連覇しました。この結果9月に台湾で行われるアジア選手権の出場権を獲得。アジア選手権はシード国である日本、韓国、台湾、中国に加え、2月の西アジアカップを制したパキスタン、そして今回優勝したフィリピンを加えた6ヶ国が出場します。開催国が定まらず、2年間紆余曲折した末にインドネシアで開催されたこの大会。古豪でありアジアセカンドグループの横綱であるフィリピンと、インドネシア、タイ、スリランカ、香港といった大関陣、そして近年積極的に国際大会に出場しているというシンガポールという構図でした。参加国別に振り返ると、シンガポールに関しては戦前の予想通り全敗してしまいました。しかしながら、大きな隔たりがあった数年前と比べるとフィリピンを0-4というスコアに抑えたり、香港から4点を奪うなど、以前と比べると差は埋まってきてるのかなという印象です。もちろん、このステージの国々は集中力のムラがあるのでそこは差し引いて考えなければなりませんが。そもそも、アジアのBグループよりさらに下のポジションにいる国は国際大会に出場すること自体が容易ではありません。シンガポールはコンスタントに出場できていること自体が大きな変化と言えるんじゃないかと思います。タイに関しては今回はシンガポール戦以外に全敗し5位に終わりました。特に長年エースとして活躍してきたカモルパン・カンジャナビシットの不出場が非常に痛かったですね。特に白倉キッサダー(元ホンダ鈴鹿)投手を要した時代はフィリピンと両雄というポジションにいたタイですが、近年はBグループの中でも埋もれつつあります。カモルパンという存在がその中でもアドバンテージだったのですが、彼が欠けた今回の成績が一つの現実ですね。決して弱くなっているとは思いませんが、他国の成長によって相対的にこういう状況になっているんじゃないかと思われます。今は我慢の時期なんじゃないかと思いますね。スリランカに関しては、アジアの第二グループの仲間入りをして久しいですね。今回もそのポジションにいるのは間違いないことは証明できた一方、普段出場している西アジアカップでパキスタンになかなか勝てないのと同様、フィリピンにも惜敗しまだまだアジアセカンドグループの中ではトップは遠いかな・・という印象です。裾野は広がってきているだけに結果に結びつき始めるのはもうちょっと先になるんじゃないでしょうか。香港に関しては以前から言われていることですね。ノックだったり投球練習を見る限りでは普通にパキスタンやフィリピンとも互角に渡り合えるように見える国なのですが、試合になるとなかなか結果に結びつかない。今大会も初戦のフィリピン戦で8回までリードを奪いながらも痛恨の逆転負け。今回もその壁が越えられませんでした。まあライバル関係にあるタイや2位通過した地元インドネシアには勝利したので、まずまずの結果とは言えるのではないかと思います。そしてインドネシア。野中監督が再登板し、6年ぶりのアジアカップ出場。地元開催という中で得失点率の差で2位として決勝に進出するという責務は果たしました。ただ香港には大量失策が絡み敗戦、フィリピンとも2試合とも大敗するなど必ずしも満足いく結果ではなかったかと思います。守りの野球と粘り強さが信条なだけに香港にもきっちり勝ちきって、フィリピン、パキスタンに続く存在であることを証明し切れなかったことは悔やまれます。そして優勝したフィリピンは全勝と流石の結果。やはりワンランク違うなあ・・ということを改めて印象付けられました。実は1試合1試合を切り取ってみると苦しい試合もあります。スリランカとは1点差、香港には8回までリードされる展開でした。その中でもきっちり勝ちきれるあたりは強さなのではないでしょうか。今回はロブレスやデラカルサダといったエース級が欠場する中での大会だったのですが、それでこの結果はやはり特に投手層が違うなあ、という。アジアカップだと「王者」というポジションなので粘り強くフィリピンは戦える印象です。反対に格上と戦うアジア選手権になると、点差が開けばすぐに集中力が切れてしまい、大量失点してしまう傾向にあります。前回のアジア選手権でも中国戦は15-0の5回コールドという結果だったのですが、そんな差はありません。特にピッチャーや中国代表とそん色ない投手も多くいます。9月のアジア選手権は東アジアカップのように粘り強く戦えるかどうかが鍵になってくるはずです。さて、無事終えることのできた東アジアカップですが、開催国がなかなか決まらなかったこともあり東西分離になっている今のアジアカップを再び統一しようという意見もあるようです。参加国の負担を考えれば、分離開催が一番なんでしょうが、これは難しい問題ですね。アジアの第二グループの成長には欠かせないこの大会。よりよい大会にするためにも、今後も模索していくことが必要になってきそうです。東アジアカップ最終順位 1位フィリピン(5-0) 2位インドネシア(3-2) 3位スリランカ(3-2) 4位香港(3-2) 5位タイ(1-4) 6位シンガポール(0-5) ※勝敗が並んだ場合は当該国間の得失点率で決定、総当り後に1位と2位で決勝戦フィリピン4-2香港 インドネシア19-4シンガポール(6回コールド)インドネシア8-3スリランカ 香港9-4シンガポール フィリピン10-1タイ フィリピン2-1スリランカタイ12-2シンガポール香港8-7インドネシアスリランカ9-3タイフィリピン4-0シンガポール スリランカ7-1香港 インドネシア9-2タイ香港8-5タイ フィリピン9-1インドネシア スリランカ11-0シンガポール 決勝 フィリピン11-0インドネシア●ヨーロッパプロリーグ構想(9日) http://euroleaguebaseball.com/euroleaguebaseball.com/?p=219 ヨーロッパ各国(オランダ、イタリア、フランス、スペイン)の強豪クラブが集まってプロリーグを創設するという話し合いが持たれているようです。既に代表者が集まって話し合われており、かなり具体的な話になっていますね。まあ色々ハードルはありますし、実現できても続けられるのか、そもそも各国のリーグはどうなってしまうのか・・など色々課題は存在します。まだ個人的には様子見しようかな、、と思っています。●2017WBCパナマ予選(9日) 2016年春にパナマでWBC予選が行われるのではないか、というニュースが現地メディアから出ているようです。前回大会のWBCパナマ予選は本大会前年11月に行われたのですが、今回は3月という報道。前回予選は投手のメジャー組の欠場やウインターリーグを優先するといったケースがパナマやコロンビアといった国にはあったので、そこを考慮したということなんでしょうね。まあ3月になってもフルメンバーが揃うかどうかといえば微妙ですが・・。ここまでオーストラリア、パナマ、メキシコにWBCの予選ラウンドを主催するという報道が出ています。予選といえば、2017年大会はさらに参加国を増やして予選を二段階にするんじゃないかといううわさもありましたが、2年前の段階でまったくそういった情報もなく、今回のパナマの予選の話ももう出てきてしまったので二段階予選という形になるという確率は低そう。まだ参加国が増えないことが決まったわけではないと思いますが(追記:MLBコミッショナーは昨年11月のインタビューで予選参加国が増える可能性を否定しませんでしたね)。現在WBCは予選を含めると28ヶ国が出場していますが、特に参加国を決める明確で客観的な選考基準があるわけではなく、予選に出たくても出られない国も多いですし、あの国が選ばれててあの国が入ってないみたいな不満もちょくちょく聞きます。この辺の問題を解決するには参加国を増やすしかないのですが、予選を開催するにも経費がかかりますし、特にWBCは全ての参加国が渡航費、滞在費用その他を大会側が負担する形式をとっています。簡単に増やしまくるのも厳しい。難しい問題ですね。 http://www.critica.com.pa/golazo/el-rod-carew-sera-sede-de-otra-eliminatoria-del-clasico-390439#.VUOyUz4nJmc.twitter ●ヨーロッパ出身マイナーリーガー2015(18日) http://www.mister-baseball.com/europeans-majors-minors-14-2015/ 今シーズンのヨーロッパ出身のメジャー・マイナーリーガー一覧になります(一部欧州本土出身以外の選手も入ってますがここでは除外します) 1A以上の選手限定で言うと全員で8人。メジャーでプレーしているのはヤンキースのSSディディ・グレゴリス(オランダ)のみ。メジャー経験者になるとアレックス・リディ(イタリア)、ドナルド・ルッツ(ドイツ)の二人がマイナーでプレーしています。ルーキーリーグまで入れると全マイナー、メジャーリーガーの内訳はオランダが8人、イタリアが7人、ドイツが7人、チェコが3人、リトアニア、ベルギー、ポーランドが1人ずつということになりますね。欧州の選手はとりあえず大量に10代の選手を青田買いして、ルーキーリーグに1、2年置いてみて大半の選手が帰っていくというパターンが中心です。そこで生き残った選手が8人。厳しい世界である一方、ヨーロッパの野球選手の受け皿になりきれているとは言い難い部分でもありますよね。10代でルーキーリーグからスタートする形じゃないとヨーロッパの選手はマイナーリーガーになれないのが現状です。今後のメジャー昇格が期待される選手としてはドイツ出身のマックス・ケプラー外野手(ツインズ2A)を挙げておきたいですね。若干伸び悩んでる感じはしますが、18歳でドイツの4番を打っていた有望株です。●来年2月にWBCオーストラリア予選開催?(21日) MLB and MLBPA already planning sites/schedules for WBC qualifiers. Source says Perth, Australia, is a likely location for Feb. 2016.— Jon Morosi (@jonmorosi) 2015, 5月 20 Teams for Australia qualifier not confirmed, but could be a "Commonwealth" group (Australia, New Zealand, South Africa, Great Britain).— Jon Morosi (@jonmorosi) 2015, 5月 20 WBC予選オーストラリア(パース)ラウンドが来年2月に「オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、イギリス」というラグビーみたいな組み合わせで行われるという情報が。まだ決定しておらず、前回大会も直前で組み合わせが変わったりしてるのでわかりませんが。ただ今回の予選は来年の春(前回は秋開催)に行われそうだということと、予選参加国の追加もどうやらなさそう、という2点は言えそうです。●プレミア12の出場制限は40人ロースター外?(23日) http://www.liderendeportes.com/noticias/beisbol/sojo-casi-es-una-fija-para-dirigir-al-pais-en-la-p.aspx ベネズエラのプレミア12に関する現地記事です。プレミア12に出場するのは25ではなく40人ロースター外との記載がありました。ベネズエラ連盟会長のコメントもある記事なので信憑性も悪くない。 ワールドカップや五輪は25人ロースター外でしたのでてっきりそっちかと思っていましたが。今年行われるパンアメリカン競技大会も40人ロースター外ということらしいので、そっちに変更になったのかもしれませんね。ベネズエラ連盟側は60人と既に接触しているとの事。ベネズエラも有力な選手はWLで抱えているので、そこがどうなるか。ちなみに、プレミア12もWBCを3大会連続で監督をやっているルイス・ソーホーさんが率いることになりそうだとか。この人、WBCでの采配不評なんですけどしぶといな・・。 09WBCは準決勝で韓国に大敗したことが未だに言われていますし、前回大会も先発の頭数足りないのに初戦のドミニカ戦でアニバルサンチェスとアルバレスを両方つぎ込んで負けましたよね笑 おかげで1次リーグで消えてしまいました。

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