パリーグが、台湾から年間200万人の観客を目標に誘致に力を入れるという記事が出ていましたが、それとは逆に先日、高雄の澄清湖棒球場で義大対統一の試合を観戦してきました。高雄は台湾南部にある台湾第二の都市ですが、日本からも直行便が飛んでいます。空港から地下鉄とバスを乗り継ぎ比較的簡単に球場へ行くことが出来ます。地元の野球ファンの多くはスクーターで球場へ行っているようでした。外野と内野に分かれており内野が指定席で400NTDということで日本円に関連すると1,500円前後の感覚です。この日は内野の2階席は解放されていませんでしたが、台湾の球場の多くは内野で応援しますから外野を選択する人は非常に少ないです。チケット売り場や球場内で日本語はもちろん、ほぼ英語も通じませんけど筆談で大体意思疎通が可能です。スタッフ含めてとても丁寧な対応をしてもらいました。観客は少ない印象で、地元の観客がほとんどを占める感じでした。澄清湖は義大がホームにしていることもあり一塁側の内野席はほぼ埋まった状態、ビジターの統一は約半分もいかないくらい。のんびり観るために統一側の席をチョイス。この日は、義大の打撃が爆発して18対4先発全員安打のおまけつき。統一の先発王鏡銘はアウトの一つもとれず初回に6失点でノックアウトといういささかワンサイドのゲームになりましたが試合時間は3時間少しと試合展開からすればそこまで長く感じませんでしたね。選手もたまにネットで見る程度なので半分もわかりませんでしたが個人的にはとても面白かったし行ってよかったと思えるものでした。選手を知ればNPBの観戦と同じように楽しめると思いますし、逆に言えばパリーグに台湾の観客を誘致するなら選手の知名度をアップして行く方法が有効でしょう。具体的には選手名鑑の外国語バージョンの作成。できればネットで閲覧可能ならなおいいかもしれません。後はツアー中にの観戦になるので魅力的な球場グルメで昼食時、夕食時の時間を有効活用できるように。球場の案内を球場ごとではなく統一感を持ってわかりやすくする工夫などがあればいいかもしれません。将来的には日本の球団と台湾の球団で選手の人材交流などあればもっと互いの野球と棒球が身近に感じるのではないかと思います。レプリカユニにネーム入れているファンも結構いますね。応援は内野スタンドで、トランペットがとてもうまく、一般のファンもバルサとかブブゼラを吹いてるスタイル。とってもフリーダム感にあふれています。義大の高國輝。現在、ラミゴの林智勝の打率4割越に次ぐ3割9分クラスの高打率。本塁打、打点ともにリーダー争いをする三冠王候補。イニング間の観客参加型も日本とよく似ていますね。マッスルアピールタイムもありました。ヒロインはチアと一緒に踊るスタイル。ラミゴの交流戦で青松がやってましたね。統一の助っ人外国人。右側マシスだと思ってるのですが、確証が出来ません。
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