いよいよトークイベント『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑 10周年祭り!』が、あす7/27(土)となりました。→告知ページ(トークのテーマやプレゼント抽選会、グッズ販売の内容なども)→チケット:イープラス →チケットレス前売り券受付タイトルは「10周年祭り」とありますが、これまでご愛顧くださったみなさんへの「感謝祭」でもあります。
10周年のお祝いメッセージをくださった、イ・スンヨプ選手(サムソン)も映像の中で、ファンのみなさんに向けて話していますが、今回のイベントには、「韓国プロ野球に関心を持ってくれたことへの感謝」が込められています。そして門倉健さん(サムソン)のコメントにもあるように、「ぜひ、韓国に野球を見に来てください」というのが、韓国野球に関わる人の共通したメッセージです。今回のトークイベントは、これまで以上に、ご来場のみなさんを「おもてなし」し、以前から韓国プロ野球に興味がある方や、最近、ちょっと気になり始めたという方にもお楽しみいただけるよう、準備を進めています。そのため、イベント規模は、過去に実施のものを上回るものとなっています。でも、チケット料金は、これまでのものよりお安く設定しました。「日本にいるのに、なぜか韓国プロ野球に関心を持った」という、不思議なひっかかりを持ってしまったあなた。あなたにとって、「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」がどの程度の意味を持つかは、当方にはわかりませんが、そんな特異なものを生み出し、それが10年続いたという節目に、もしご都合よろしければ、お立合いください。実は今回のイベント、2011年12月の門倉健さんのトークライブにご来場くださった方から、「今度はこんなイベントをしてください」というご意見をいただき、それがベースになっています。自ら「10周年ですよ~」というのも、なんともカッコ悪いですが、元々、この世にないものを、作り出したのが始まりなので、自著の記念も自ら行うというのも、まぁらしいのかもしれません。本の10周年に関して、スポーツ朝鮮の記者さんが、当方をインタビューし、それが記事になっています。当然、全文韓国語なので、下記にそれを翻訳して掲載します。好きな食べ物の話で締めくくられているのが、ちょっと面白いですが、よろしければどうぞ。
10年目の日本語版「韓国プロ野球観戦ガイドブック」を発行した、室井昌也さんの「韓国野球への愛情」日本で指折りの韓国プロ野球専門家として知られる室井昌也さん(40)。室井さんは公式戦が行われる1軍の球場から、フューチャーズリーグ(2軍)の球場、韓国代表チームが出場する、各種国際大会、春季キャンプ地まで縦横無尽だ。各球団の首脳陣、選手、フロントはもちろん、解説者、取材陣に至るまで彼の顔は広く知られている。室井さんは今年も例年同様、「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」を発行した。2004年の初刊以来10年目だ。毎年数千部を出版し、東京などの各都市の大型書店に並んでいる。毎年、その出版部数の80%程度は売れていくという。一般的に書籍の販売率は約40%とされ、その数字は驚くべきものだ。室井さんは「この本は収益を得られる構造にはなっていないので、売れる数だけある程度計算して出版している」と話す。毎年発行するガイドブックの特性上、在庫はそのまま損失につながる。室井さんのガイドブックは単なる韓国野球の紹介本の域を超えている。選手のプロフィールだけではなく、多彩な現場写真が収められ、日本人観光客が野球場に気軽に訪問できるように細かな説明が添えられている。例えば多くの日本人が訪れる明洞からネクセンヒーローズの本拠地、木洞球場に行く場合、地下鉄2号線・乙支路入口駅を出発し、忠正路駅で5号線に乗り換えて、梧木橋駅で下車。徒歩で何分歩けばよいかというように詳しく説明してある。球場の周辺地図まで載っている。ガイドブックには室井さんの韓国野球取材10年のノウハウと努力が込められている。端々の文章からインタビュー、写真はもちろん、表紙のキャッチコピー、デザインまで一人で作業している。今回のガイドにはオリックスで活躍している李大浩のインタビューもある。日本で活躍中の韓国人選手も彼の関心対象だ。金泰龍斗山ベアーズ団長は「日本プロ野球の球団スカウト担当者など、球団関係者とよく会うが、一様に室井さんのガイドブックを持っていた。韓国プロ野球に関する基本的な情報を、皆、ガイドブックから得ているようだ」と話した。日本のプロ球団や放送局も韓国野球に関する情報が必要な時は、彼に尋ねる。ワールドベースボールクラシック(WBC)のような国際大会では、日本の放送局と仕事をしている。スポーツ専門紙、日刊スポーツのモバイルサイトに毎週コラムを綴り、野球専門雑誌のベースボールマガジン(隔月刊)にも文章を書いている。韓国の野球人には、2006年からスポーツ朝鮮に毎週掲載している、「室井の近くて遠い韓日野球」でおなじみだ。日本プロ野球の読売ジャイアンツでコーチとして活動した、金杞泰LGツインズ監督は「室井さんを通して、日本の知り合いについて聞くこともあるし、私のことを伝えてくれることもある」と話す。金城漢ハンファイーグルス主席コーチは「ずいぶん前から球場で顔を合わせているからか、とても親しみを感じる」と話し、金基永ネクセンヒーローズ広報チーム長は「韓国野球を伝えてくれる、ありがたい存在」と語った。数えたことはないが、これまで韓国を100回以上、行き来したという。渡航費用、経費を抑えるノウハウも得た。彼は代金の安い、早朝の飛行機に乗り東京を出発し、夜遅い便を主に利用する。室井さんは「1か月に1週間ほど韓国に滞在している」という。先週、入国した彼は、光州でプロ野球の試合を観戦、取材。康津のネクセンヒーローズ二軍球場を訪ね、2泊3日の日程を消化した。日本人を対象にした韓国プロ野球観戦ツアーもずっと行っている。東京で生まれ、日本大学芸術学部で演劇を学んだ室井さんを、何が韓国野球に導いたのだろうか。野球は好きだったが、好きな野球は趣味にしておきたかった。野球に関わる仕事をしようという考えはなかった。しかしテレビ番組のレポーターをやっていた頃、高校野球のレポーターが回ってきて、考えが変わった。野球を仕事にするのが適性に合っていると思ったからだ。彼が韓国野球と初めて接したのは、小学4年生だった1982年。日本の公営放送局NHKで韓国プロ野球がスタートしたと知り、好奇心が芽生えた。野球が好きだった彼は、日本と似ていながら、異なる韓国野球の風景が面白かった。母親が韓国と関わる仕事をしていたため、自然に関心が生まれたと話す。室井さんが初めて韓国の地を踏んだのは1998年5月。その時、観客席で韓国プロ野球の試合と初めて接した。仕事で韓国に出張した母とともに、金浦空港から蚕室球場に直行した。室井さんは「ナイターだと思っていたら、デーゲームに変更になったと聞いた。それを聞いて、すぐに空港から蚕室球場に行った。OB対サムスン戦だったが、サムスンのライトを守っていた、梁埈ヒョクの姿を思い出す」という。大学応援団の衣装で応援を指揮する応援団長、チアリーダーの応援は日本では見られない光景だった。
2001年に母が亡くなり、葬式を済ませた室井さんは新たな道を探し始めた。2002年に韓国に渡り、梨花女子大言語教育院で韓国語を学び始めたのだ。彼は「母親が亡くなっていなかったら、韓国に留学しようという考えは起きなかったかもしれない」という。韓国との縁が生まれ、韓国の野球人の温かい心に触れるようになった室井さん。サムスンライオンズ柳仲逸監督や朴錫ミン、SK趙寅成、ネクセン宋志晩など、会うたびに温かく接してくれ、気遣いしてくれる彼らがありがたいと話す。室井さんは「韓国野球は勝つための目標に向かって動く。一方の日本は点数を守り、ミスをしないように相手の攻撃を阻むという印象を受ける」という。また彼は「球団数が増えることは良いことだが、レベル低下の恐れもある。今ある人材を活用しながら、レベルを維持できれば良いだろう」と話した。室井さんが一番好きな料理はとんかつ。韓国に初めて来た時は、両国のとんかつの味に大きな開きがあったというが、最近では韓国のとんかつも日本に引けをとらなくなったという。(ミン・チャンギ記者)☆トークイベント韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑 10周年祭りは7/27です!日時:7月27日(土)18:00開演会場:東京・水道橋YMCAアジア青少年センタースペースYホール出演:室井昌也(韓国プロ野球の伝え手)、初田啓介(TBSアナウンサー)ゲスト:清家政和(元西武) ゲスト情報、今後も加わります。祭りを盛り上げる和太鼓演奏:葛飾諏訪太鼓→2013年韓国プロ野球個人成績観客動員数 NPB・李大浩、金無英の成績→2013年韓国プロ野球順位表★運営サイト★韓国プロ野球応援サイトストライク・ゾーン★Facebookページ★ストライク・ゾーン★著書★2013年で10年目! 韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2013発売中!★個人サイト★室井昌也★たまに球界情報もつぶやいてます★室井昌也 (muroi_m) on Twitter★毎年恒例観戦ツアー★個人旅行では味わえない体験を「韓国プロ野球観戦ツアー」
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